映画の興行(映画館、映画興行会社)について【シネマワーカー】

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映画の興行ってなんだ?
映画興行とは、映画をお客さんにみせる過程、つまり映画館のことです。
ここでは私たちが映画を観る場所、映画館についてまとめてみました。

■ 映画館と映画興行会社
■ その前にチェーンについて
■ 映画館の種類1 大手興行会社系列
■ 映画館の種類2 個人・中小規模映画館
■ 映画館の種類3 シネコン系映画館
■ 映画館の種類 番外 名画座
■ 映画館の仕事 まとめ
■ 映画興行のお金の流れ
■ 映画興行に関するリンク
■ 映画興行に関する情報
■ 映画興行に関する疑問・質問
■ 映画興行に関する掲示板



■ 映画館と映画興行会社
映画館には、いろいろな種類があります。最新の映画をやっているところもあれば、少し遅れた映画をやっているところ(しかも二本続けて観れちゃったり)、誰でも知ってる大作映画を上映しているところもあれば、誰も知らなさそうな映画を上映しているところもあったりと、同じ映画館といっても様々なものがあります。

なぜこのような違いがあるのでしょうか?
というか、そもそもこれらの映画館は一体誰が経営しているのでしょうか?

答えは映画興行会社です。(そのまんまですいません・・・^^;)現在の映画館はほとんどがこの興行会社という会社によって経営され、独自の興行が行われています。そのため、興行会社によって映画館の興行スタイルは様々になっています。

同じコンビニでも、セブンイレブンやファミリーマートのような大きな会社が経営しているのと、個人や中小規模の地方の会社が経営するコンビニが違うように、実は映画館もこの興行会社によって大きく中身が異なっています。

では、実際映画館にはどんな種類があるのでしょうか?
現在、映画館の種類は大体次の3種類に分けることができます。

・大きなチェーンに属する大手映画会社系列の映画館
・単館系、ミニシアターと呼ばれる個人、中小規模の興行会社が経営する映画館
・外資系の興行会社も経営するシネマコンプレックスと呼ばれる映画館


※注意…あくまでおおまかな分類です。作品の公開規模など配給会社次第で興行も変化します。

■ その前に… チェーンについて
映画館の種類の前に、チェーンという興行網について少し。配給のページでも書きましたが、映画館はチェーンと呼ばれるグループのようなものを組織しています。

と言っても、コンビニ等のチェーンとは別物で、この場合は同じ映画を上映する映画館のつながりのことを意味します。

例えば、あるチェーンで番組(上映される映画)が決まると、そのチェーンに属する映画館はそれに従って、その番組を上映するシステムになっています。(ちなみに、チェーンの中心となる劇場(映画館)のことをチェーンマスターといいます。)

チェーンには様々な種類があり、規模もさまざまです。数百館にも及ぶ全国的な規模の大きなチェーンもあれば、全国で数十館という小さな規模のチェーンもあります。ですから、話題性のある映画ほど大きなチェーンで全国的に公開される傾向があります。

そのためチェーンを組織している大手の興行会社はもちろん、中小規模の興行会社やシネコンなどもこういったチェーンに属する事で話題性のある大きな映画を上映したりしています。

また詳しくは下で書きますが、チェーンに属さない映画館(単館系、ミニシアター)もあります。このような映画館が2,3館規模の小さなチェーン(ミニチェーン)を組むこともあります。

■ 映画館の種類その1 大手興行会社系列とそれに属する映画館
上で触れたチェーンの中心となっているような、大手興行会社が経営している映画館がこれです。東宝や松竹といった大きな映画興行会社の映画館がそれで、これらの会社は興行だけでなく配給もやっている配給兼興行会社でもあります。

大きなチェーンは邦画で【東宝系】【東映系】、洋画で【東宝洋画系(TY系)】(日劇1・3系、日比谷スカラ座系、日比谷スカラ座系など)、【松竹東急系(ST系)】(丸の内ピカデリー1・2系、丸の内プラゼール系、丸の内ルーブル系など)に分かれています。

これらの映画館は映画会社の興行部が配給会社と交渉し、番組を決めているため、それぞれの映画館が独自に番組編成(上映作品の決定)を行うことがほとんどありません。興行部の決定に従って、映画を上映していくシステムですので基本的に番組編成をすることはないようです。

映画配給会社
配給会社
       
     配給会社と興行部の交渉(ブッキング)
映画興行(興業)会社
興行会社
               
 チェーンの編成&番組編成
チェーンマスターと呼ばれる映画館チェーンマスターと呼ばれる映画館
チェーンマスター(チェーンの中心となる映画館)
               初日や上映期間の決定
映画館映画館
各都市の映画館や、同じチェーンに属する映画館で全国公開

映画館の種類その2 個人、中小規模の興行会社が経営する映画館
個人や、中小規模の興行会社(俗に言う独立系)が経営している映画館がこのタイプです。もちろん、個人や中小規模の興行会社が経営していても大きなチェーンに属して大きな作品を上映しているところもありますが、中にはチェーンに属さず上映番組(映画)を映画館独自で決めている映画館もあります。

そういった映画館が俗に単館系とかミニシアター系などと呼ばれている映画館です。

当初、こういった映画館は万人向けではないけども一部の人にはすごく人気のある(要するにマニアックな?)映画を中心に上映することで、一部の映画ファンから支持されてきました。(昔からこういったマニアックな芸術性の強い作品が多かったことから、現在でもアート系などと呼ばれることもあります。)

そういった中からヒットする作品も誕生し、単館系の映画館は徐々に増えてきました。最近では、マニアックな映画に限らず、大衆向けの作品(大きなチェーンで配給されない映画)なども上映されるようになり、一般の映画ファンからも支持されるようになりました。

映画配給会社
配給会社
          
     配給会社との交渉(ブッキング)
独立系の映画興行会社       個人の映画館のオーナー
独立系興行会社 または  劇場経営者
      
番組編成 
映画館
映画館で公開(単館公開・ミニチェーンなど)

■ 映画館の種類その3 外資系の興行会社も経営するシネコン系映画館
十年ほど前まで、上の二つが映画館の代表的な興行の形でしたが、最近ではこれにシネマコンプレックス(通称シネコン)と呼ばれる映画館が加わることになりました。

シネコンとは、一つの建物の中に複数のスクリーンを持ち、チケット売り場を一つに統合した複合型の映画館のことです。(そうです、アレです、アレ)

このシネコンは主に外資系の興行会社(ワーナーマイカル、ユナイテッド・シネマなど)が先に進出し、日本の映画興行に大きな影響を与えました。
(※最近では、国内の企業がこの外資系シネコン興行会社を買収するなど、国内外を問わず国内の興行会社もシネコンに進出するようになりました)

シネコンはスクリーンを複数持つことで、「全国的な話題の作品」も、そうでない「一部の人に話題の作品」も両方扱うことができます。つまり、大手の話題作であったり、単館系の話題作であったり、邦画であったり、と多種多様な映画を上映できる利便性を持っています。

これにより、観客にとっては映画館がとても便利なものになりました。以前ならば、観たい映画がやってなかったり、観たいんだけどやっている映画館が遠くで行くのが大変だったりしましたが、シネコンによりスクリーン数が増えたことで、よほどの映画でない限り観たい映画が観られるようになりました。

また、お客さんの人数にあわせて上映するスクリーンを変えたり、チケット売り場を一ヶ所に統合したり、映写室・ロビーなどを共用することで経費を節減するなど、従来にはない合理的な興行も可能になりました。

映画ファンからも支持され、最近の映画館はこのシネコンが主流になってきました。(ちなみに地方では、このシネコンに対抗できなくなった映画館がたくさん潰れるという現象もおきました)

映画配給会社  映画配給会社
複数の配給会社
          
     配給会社との交渉(ブッキング)
シネマコンプレックスと呼ばれる映画館
シネコン系映画興行会社
      
   スクリーンごとに番組編成 
シネコン
シネコンで様々な公開

番外 名画座と呼ばれる映画館
名画座とは、全国で公開が終わった映画(名作など)を上映している映画館のことです。

最近は劇場公開からDVD・ビデオになるまでの期間が短く、わざわざ映画館で観る必要はない、と思っている人も多いと思います。(まあ、それはそれでもっともですが)

しかし、映画館で観る映画は不思議と趣があってやはり家庭で見るのとは違うものです。そういった映画作品や映画館の雰囲気そのものを楽しむ人たちに愛されてきたのが名画座です。

上映作品が古く(もしくは遅れていたり)通常よりも値引きされていたり、2本立て、3本立てになっているのが名画座の特徴です。しかし、興行的にはやはり厳しいのが現状のようで、レンタルビデオやDVD、ホームシアター等の普及により利用客は確実に減っているそうです。

まあ、仕方ない流れなのかもしれませんが、こういった映画館がどんどんなくなってしまうのはちょっと寂しい気もします。

まとめ で、結局映画興行の仕事ってなんだ?
というわけで、映画興行と言ってもいろいろなスタイルがあり、それによって仕事の内容は様々ということがわかってもらえたと思います。例えば、配給会社と上映番組を交渉する映画館もあれば、交渉しない映画館もあります。

映画館には映画興行会社やチェーンとのつながりがあり、それにより様々な興行のスタイル(仕事内容)が存在しています。

ちなみに映画館で行われる一般的なお仕事はというと
事務関係(配給との交渉、上映作品、初日、期間等の決定)
チケット関係(販売・もぎり)
物販関係(グッズや飲食物の販売・管理)
場内の整備(案内や清掃)
その他(チラシ配りやポスター張りなどの宣伝活動)
となっています。

■ 映画興行のお金について

ねぇ、ところで映画のお金の流れってどうなってるの?
ほほう、お金についてか。よかろう、まず下を見るのじゃ。
映画館  興行収入 観客(私たち)
映画館 興行収入
お客さんによって支払われる入場料金を合計したもの
観客

映画配給会社  配給収入 映画館
配給会社 配給収入
興行収入から映画館の取り分を除いた料金のこと。契約にもよるが配給収入は通常興行収入の40〜70%と言われている。
映画館
興行会社
映画料
興行会社・映画館が映画を仕入れるために配給会社に支払うお金のこと。ほとんどの場合が興行成績によって料金が変わる歩合制で成績の良し悪しで変化する。名画座などでは一定の金額を払うフラット制もある。

製作にお金を出した人  配分金  映画配給会社
映像製作会社
プロダクション
出資者
製作委員会
など
配分金
配給収入から宣伝費などを除き(これをトップオフといいます)、その金額からさらに配給手数料を取り除いた金額のことで、出資比率に応じて製作側に配分されるお金のこと。
配給会社
配給手数料
配給契約時に決める配給会社の取り分のこと。契約(手数料)はその力関係にもよるようですが、通常15%〜50%と言われています。

というわけじゃ。まあ、わかりやすくいうなら、映画が稼いだお金を興行収入。その中から映画館の取り分を除いたのが配給収入というわけじゃ。そしてさらに、そこから諸経費を除いたお金を、配給契約に基づき配給会社と製作側で分けるんじゃが、その比率は力関係によって大体【製作】4〜8 :2〜6【配給】の割合と言われておるわけじゃ。
ふ〜ん、そうなんだ。・・・・正直、複雑すぎてよくわからないなぁ。
う〜む、そうかもしれん。お金に関してはちょっと複雑かもしれんのう。
でもひとつだけわかることがあるじゃろ?それは製作が一番お金に遠いということじゃ。
観客→興行会社→配給会社→製作会社とお金が流れてゆくが、一番最後にお金を手にするのが製作なんじゃ。考えてみい、映画館は儲からなかったら映画料が下がるだけ、配給会社は儲からなかったら人件費と経費がパーになるだけじゃ。
じゃが、もし製作が儲からなかったら一体誰が製作費を回収するんじゃ?
ええ!?・・・・ど、どうしよう?
どうにもできん・・・実は製作が泣くしかないんじゃ。残念じゃが現状はこの通り、映画製作といっても製作側は儲かりにくいうえ、非常に大きなリスクを抱える仕組みなんじゃ。
これでは映画が製作しにくく、良い映画も生まれにくい。
日本映画が良くなる為にはこれを少しでも変えていかねばならんのじゃ。
映画界を目指す人はこういったこともじっくり考えてみてほしいのう〜。

映画興行に関するリンク
なんだか私の説明じゃよくわからんという方に映画興行に関するサイトをご紹介。
■ 映画館ブログ 映画館に関する情報を扱った素晴らしいブログ
■ 映画館へ行こう 映画館関連の情報・掲示板・リンク集が充実したすごいサイト
■ 経済産業省
・配給・マーケティング
・映像製作の収支構造とリクープの概念
製作・配給に続き、興行でもオススメのサイト。
PDFで読みにくいかもしれませんが内容はさすがです。
■画輪 GARRIN
映画興行のシステム

・映画興行用語辞典
映画興行について詳しく掲載されているサイトです。シネマワーカーより全然詳しく載っていますので興行について興味のある人はぜひ、このサイトを訪れてみてください。

■映画興行・その他
■ 映画興行に関する情報
■ 映画興行に関する疑問・質問
■ 映画興行に関する掲示板

■ 映画の過程(製作、配給、興行)について
映画の仕組みのページ
  1. ■映画の製作について
  2. ■映画の配給について
  3. ■映画の興行について

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