映画の編集スタッフ・編集技師になるには?【映画関係の仕事とその就職方法】

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月刊「ビデオサロン」にて連載していた映像編集講座「つなぎのテクニック」を1冊にまとめた本です。イラストを中心としたページ構成で、初心者にもわかりやすい内容のため、連載当初から読者の方々から1冊にまとめて欲しいとの声も多くよせられていました。今回は、その声に応えての発売になります。筆者の井上秀明氏は、05年度日本映画テレビ技術協会・映像技術賞ほか多数の受賞歴を持つ現役の映像編集者です。現在は、ドキュメンタリーを中心に、映画、ドラマ、CMなど幅広い映像作品に携わっております。古典的な映画の編集技法から筆者ならではの編集技法まで、実践的な編集テクニックが満載。これから映像編集をはじめようというアマチュアから映像系専門学生、映像業界に入りたての人など、幅広い層に役だつ参考書に仕上がっています。

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映画編集者・編集技師という仕事とその就職方法
【映画エディター・編集技師・編集スタッフになるには?】
編集者(編集技師)とは、文字通り映画の編集(撮影された映像をひとつひとつつなげる作業)を担当するスタッフのことです。映画製作というと「どのような映像を撮るか?」に注目が集まりがちですが、撮られた映像を「どう見せるか?」もまた重要な仕事です。

「映画(映像)を生かすも殺すも編集次第」とまで言われる編集技師。そんな編集技師について、一体どんな職業(仕事)なのか?その仕事と就職方法についてまとめてみました。

■映画編集スタッフ・編集技師の仕事とは?
普段私たちが見ている映画は、何百ものカット(※カット…カメラをスタートさせ、ストップさせるまでの一区切り。映画を構成する最小の単位。→参考)から構成されています。ジャンルや上映時間にもよりますが、そのカット数は普通の日本映画でだいたい500〜800、アクション映画では1000カット以上ともいわれています。

この何百、何千にも及ぶカットを、どのカットから、どの順番で、どれくらい、どのタイミングでつなげるのか?それを映画の内容に沿って適切に組み合わせるのが編集技師というお仕事です。

映像の組み合わせやリズム、間合いのとり具合。この編集次第で映画がまったく別物になることもあるため、演出面においても非常に重要な仕事とされています。

また、編集技師は映像を客観視できるスタッフでもあります。編集技師は基本的に撮影に参加しないため、どんなに苦労して撮影された映像であっても、客観的(冷酷?)な判断で映像を取捨しやすいポジションにあります。(監督さんの中にはやはり撮影に苦労した映像に執着をもつ人もいるそうです^^;)

スタッフでありながら、その映画の最初の観客でもある。
それが編集技師というお仕事です。


※編集の効果・役割とは?
編集とは映像を組み立てる作業ですが、一般にはこの編集がどのような効果、役割を持つのかあまり知られることはないようです。ですので、映像編集の重要性がわかる有名なエピソード「クレショフのモンタージュ(編集)実験」をどうぞ。
「クレショフのモンタージュ実験」
(昔、ソビエトの映像作家が行った有名な実験です)

実験手順【1】
人気俳優の無表情のカットを用意。


実験手順【2】
手順1のカットの前に、スープ、女性の死体、遊んでる子供のカット(ショット)をそれぞれつなげる。(画像はあくまで管理人の強引なイメージです^^;)

映像1 映像2 映像3

実験手順【3】
3つの映像をそれぞれ別々の観客に見せ、アンケートをとる。




実験アンケートの結果
スープとつなげた映像
→「さすが名俳優。食欲を感じさせる表情だ。」という声、多数。

女性の死体とつなげた映像
→「さすが名俳優。悲哀を感じさせる表情だ。」という声、多数。

遊んでる子供とつなげた映像
→「さすが名俳優。慈愛を感じさせる表情だ。」という声、多数。


実験の結論
俳優の無表情なカットはどれも同じにもかかわらず、前にあるカットによりそのカットが観客に与えるイメージ(意味)はまったく異なった。つまり、映像の印象(意味)はカット自体ではなくカットのつながりによっても生まれる。


まとめ
「映像の組み合わせ次第で映像に様々な意味(演出)をもたらすことができる」

※もっと詳しく知りたいという方はクレショフ効果映像演出勉強部屋)、モンタージュ理論アートスケープ)をどうぞ。

このように編集はただ単に映像をつなげるという作業ではありません。そこには様々な編集技法があり、それぞれに隠された意味があります。編集は映画にとって必要不可欠な演出となっています。

■ 映画編集者・編集技師になるには?
編集技師は編集機材を扱う、いわゆる「技術者」でもあります。映像的なセンスが求められるのはもちろんですが、それを活かすための「技術」も求められる職業です。
ですから編集技師を目指す場合、こういった「技術」を学ぶことも重要になります。

こういった技術は現場の助手制度(下記参照)の中で学ぶことが多いようですが、最近では予備知識、技術を映像系の学校で学んでから編集技師を目指す人が多いようです。

最低限の技術・知識を学ぶ意味でも、また就職のためのコネ(人脈)をつくる意味でも、映像系の学校に通うのが編集技師への無難な道といえそうです。(※学校によって教わる内容・技術に差があるとのことですので編集技師を目指す人は注意しましょう)

映画編集スタッフ・編集技師への代表的な道のり
スタート
                              
あの手この手の人脈(コネ)現場の美術監督・スタッフへ師事
現場に飛び込む・他の職業から転職
(コネをつくる)

美術を学べる大学や専門学校
大学・映像専門学校
(映画・映像関連の学校)

(コネ)
製作会社プロダクション関連会社
ポストプロダクション・スタジオ
                              
【編集技師助手・見習い】
                            
映画編集者・編集技師

また編集スタッフには以下のような助手制度があります。この助手制度の中で経験を積み、最終的に編集技師になるというのが一般的な編集技師への道のりとなっています。

編集の助手制度(編集スタッフ)
編集者
編集技師
監督、助監督、スクリプターなどと共に映画を編集(演出)する人。
チーフ助手 編集技師をサポートする助手。いろいろなパート(スクリプター、録音部、撮影部、制作部、ネガ編集、現像所)との連絡やスケジュール調整、カットクズ(使用しないカット)の管理、音処理など様々な仕事を担当。編集技師になる一歩手前。
ネガ編集・ネガマン 文字通りネガフィルムを管理する人。原版作成、NG抜き、オプチカルなどを担当。フィルムの大切さを学ぶ仕事。チーフ助手の一歩手前。
セカンド助手・見習い チーフ助手とネガ編集をサポートする助手。いろいろな雑用をこなしながら編集作業とその流れを把握する。ネガ編集の一歩手前。
※NG抜き…NGを抜いて現像する方法。
※オプチカル…フェード・イン/アウト、オーバーラップ、ストップモーションといった加工をすること
※あくまで参考です。仕事の内容等は会社・映画の予算・規模によっても異なります。
※通常は編集技師、チーフ助手、ネガ編集の3人体制が多いとのこと。


また最近は編集作業のデジタル化も進み、編集(技師)の役割、システム自体も変化しつつあります。(「ムビオラ」「ステインベック」「Avid」「HD24P」など映画に関する技術は刻々と変化してきています)こういった変化にいかに対応するか?も編集技師に就職するための重要なポイントになりそうです。


■映画編集者・編集技師になるために まとめ
編集技師になるにはポストプロダクション(スタジオ)に就職するための人脈や就職活動が重要ですが、それ以上に大切なのがやはり「技術を習得すること」ではないでしょうか。どんなに素晴らしい映像センス・感覚を持っていたとしても、それを発揮するにはそれなりの技術・知識が必要になる職業だと思います。

いかにして「技術」を学ぶか?

これが映画編集者・編集技師になるためのポイントのような気がします。

「映像編集」で売れている本は?





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